シマ株式会社　（英語名: Island land Co. Ltd.)

シマ株式会社は一般ごみ(リサイクル、粗大ごみ)処理を対象に、プラントの設計、製作、調達、現地工事、チューニング、試運転までを請け負うエンジニアリングメーカーです。

なぜプラントエンジニア会社であるシマ株式会社が、家庭用生ごみ乾燥機を開発したのでしょうか？

ゴミの量を減らすことは、社会的な責任です。シマ株式会社では、環境保全を廃棄物処理という観点だけで理解するのではなく、家庭ごみの発生段階から環境保全の問題に取り組むにはどうしたらいいかを考えました。

その際、生ゴミの廃棄量を減らすことが、家庭ゴミの量を減らすのに非常に有効であることを理解しました。家庭から排出されるゴミのうち、生ゴミ（食品ゴミ）は最大で50％を占めています。その上、忘れてならないのは生ごみの約80％は水分であるという点です。

水分がなくなれば生ごみは扱いやすくなる

そのため、未乾燥の生ゴミは、廃棄物中に含まれる大量の水と同義であり、その水分を運ぶために大きな費用をかけてゴミ焼却場まで運ばれ、そこで更に高いエネルギーを投入して燃やされるだけです。
これは非常に非効率的で、高い環境コストを引き起こします。

ゴミ処理費用の削減 = CO2の削減

ごみの運搬効率・燃焼効率が向上し、その結果CO₂削減に大きな効果が見込めるとの結論を得ました。当該研究の内容が（財）地球環境産業技術研修機構（RITE）の技術開発促進事業に採択されたことを契機に、「ごみ処理のプロが考えた生ごみ処理機」の開発に着手しました。

欧州における生ごみ回収率への貢献

当社の生ごみ乾燥機を使用することで、水分の量を大幅に減らすことができ、また廃棄する際プラスチック袋が不要になることは、特に生ごみを分別回収する欧州では生ごみの回収率を上げるという社会的な目標を達するに向けて重要なポイントであり、近い将来欠かせない家電になると確信しております。